羽根の上部の釘は必ずチェックしよう。
特にAとBの釘間が狭くなっていると羽根に向かいやすくなる。
風車下から始動チャッカーへ向かう釘に注目。
始動チャッカー上の釘が開いていて、さらに上の釘とズレていないか確認しよう。
左右の落としor中央の電チューに入賞すると役モノ上部の羽根が開放する。
同時に、演出での大当り抽選も行なっており、開放せずにリーチ演出となれば直撃大当りのチャンスだ。
発展するリーチは「お祈りリーチ」「コンベアリーチ」「全回転リーチ」の3種類。
直撃大当りはチャンスタイム突入期待度がアップする。
画面に出現した「OPEN」の数だけ羽根が開放する(最大3回)。
「OPEN」が赤文字だと羽根の開放時間が長くなる。
羽根に拾われた玉は3つ穴回転体へ向かう。
役モノ上部にあり、黄色の部分に玉が入ると下段ステージに向かう。
このタイミングでボタンを押すとキャラが出現し、その種類によってチャンスタイム期待度が変化するぞ。
左右に動くたぬき役モノに搭載されたVゾーンに玉が入れば大当りだ。
ハッピor源マークが停止すれば大当り後はチャンスタイム突入!
「ミカチャンス」、6R目のカンナちゃんカットイン、ボタンPUSHでドット表示部のコマ送り演出、これらが発生すればチャンスタイム昇格に期待。
ドットの炎コマ送りは激アツ!
「V」がドットに表示されれば昇格となる。
大当り後に突入する電サポ100回転の時短機能で、羽根のロング開放も増える。
チャンスタイム継続率は約75%と、大いに連チャンを期待できるのだ。
また、継続時の大当りは3分の1が実質10Rとなる。
チャンスタイム中は「だるま落としリーチ」も加わるぞ。
うだるような暑さの中、開店の1時間前にA店に到着。個人的には精一杯の誠意を見せたつもりだったが、羽根モノの神様は厳しかった。「お祭りか!」ってほど人が溢れかえってるんですけど…。田舎者が東京出てきてまず感じる例のアレだよ。300人以上いるんじゃないか…。
当然、この中で羽根モノを狙ってる人なんて一桁くらいだろうけど、あぶれた人が仕方なしに狙い台以外の席に座り、いずれ羽根モノっていう確率は高いだろう。羽根モノ源さんを手中に収めることができる可能性は五分五分か!?
今からC店に行った方が羽根モノ源さんを確保できる見込みが高いと判断し、高速コンベアのごとく店舗移動。これが奏功し、無事に源さんとの対面を果たすことができた。
スタートラインに立つまでにかなり疲弊してしまったが、実戦開始。
本機は通常の羽根モノとは若干異なり、液晶の出目によって開放が決定される。スタートチャッカーに入賞すると画面の図柄が回転。液晶には3つの図柄が回転していて、「OPEN」が止まれば羽根が開放する仕組みだ。そして、その3つの図柄どの場所でもOPNEが止まる可能性があるので、1変動で最高3回羽根が開く可能性があるのだ。さらに、長い変動を伴ない左・中図柄が同時停止すればチャンス。ロング開放となり、通常より長い時間羽根が開放される。
そのせいか、羽根はよく開くが寄りはイマイチな感じで、ロング開放でも複数個入賞がほとんどなかった。さらには拾っても見た目3分の1の回転体、ってことは3分の2はハズれるし、ダメ押しに下段ステージにいっても絶妙なユラユラ加減でVをハズすことこの上ない。非常にストレスフルな展開。
通常羽根開放が100回に届かんばかりの時点では、Vの目前で巧みに大当りをかわす銀玉を見るにつけ、「なんで、こんなのがスーってVに入らないんだろ。物理って不思議だなー」と場違いな感想が頭を埋め尽くす始末。早々に大敗もしくは早い段階での逃走を予感させた。
だがしかし、ここからが本機の本領発揮。
持ち玉が尽きかけた4回目の大当りでカンナちゃんがカットインし時短をゲット。そこからは怒涛の10連チャン! その内半分がフルラウンドと源さんの名に恥じぬ爆発力を見せつけた。時短を獲得する前はまったくといっていいほど出玉が増えるイメージが沸かなかったが、1度、連チャンの波を掴んだら、今度は終わる気がしなくなるほど。
大当り中の止め打ちなどの技術介入要素が低く、ご覧のように時短による爆発力を持っている本機は羽根モノというよりは、権利モノというには出玉感が物足りないが、デジパチというには展開のスピード感に欠けるというなんとも形容しがたいゲーム性。要は「羽根モノ源さん」というオンリーワンなマシンということだろうか。
…え? 本機の攻略術!?
では、僭越ながら一言。
「時短にぶち込め! なんとかなる!!」だ。
などと暴言を吐くと賢明なる読者諸兄に怒られるので、実戦のポイントをいくつか紹介しておこう。まずは釘だが、最重要チェックポイントは寄りだ。寄りが悪いと玉の減りも早くなるので注意しょう。
あと重要なのは役モノのクセ。ネカセなどによって個体差が大きくなる。特に下段ステージでの入賞率が変わってくるのでデータ表示器もよくチェックしよう。大当り回数よりはスタート回数に注目するとよい。つまり大当りするまでにかかった羽根開放回数が少なく、バラつきがないほど安定してV入賞する台ということになるぞ。
ハネノミクスでラインナップされた羽根モノの中では導入率が低い本機。とはいえ、設置店舗は全国で1200店に迫るので、下手なデジパチよりは全然ホールで目にする頻度は高い。
さて、下見の方だが、貸玉や換金にかかわらずどの店も渋い印象だ。羽根モノブームのさなかにあるとはいえ、景気の上向きが実生活に反映されている印象があまりない本家アベノミクスと同様、実体を伴わないバブル人気なのか?
●A店
最大手チェーン店。言わずと知れた等価営業で、羽根モノは4機種×3台の構成となっている。
●B店
地元に愛され続けて…、のようなたたずまいのホール。甘デジや羽根モノに注力している様子だったが、源さんの導入数は1台。
●C店
主に関東で展開する中規模チェーン店。4円と1円にそれぞれ源さんが導入されている。
●D店
関東で知名度の高い中規模チェーン店。バラエティーコーナーに点在する羽根モノだが、源さんは1台だけだった。
釘の状況は似たり寄ったりなので、1台しかないB店とD店は立ち回り辛いとの判断から消去する。本命はA店だが、並びがキツいのでどうなるか? 正直羽根モノのために1時間も2時間も開店待ちをしたくないのだが…。