羽根のすぐ上の釘も重要だが、その上の風車近辺にも注目。
ここから玉が流れてくるので、羽根へ向かう道が閉まっていないか確認しておこう。
1チャッカー上の2本釘、その上のハの字型の連釘、風車上下の2本釘がズレていないかがポイント。
回転体の左にある風車から流れてくるのがメインルート。
途中の釘間が狭くなっているほど2チャッカーに向かいやすくなる。
役モノに拾われた玉が下部のVゾーンに入賞すれば大当りとなる。
デジタル抽選による大当りは存在しない。
羽根が1チャッカーに入賞で1回、2チャッカーに入賞で2回オープンする。
羽根に拾われた玉は役モノ内の空飛ぶカーペットへ。
なお、両チャッカーには保留機能を1個分搭載。
保留があるときは左右のハネの下にあるランプが点灯する。
左羽根の左下が青く点灯すれば1チャッカーに、右羽根の右下が赤く点灯すれば2チャッカーに保留が発生しているぞ。
なお、保留は1チャッカーが先に消化される。
カーペットに乗ればV入賞のチャンス!
中段ステージに玉が送られ、「SP」に玉が入ればスペシャルルートへ。
入らなければノーマルルートに突入する。
カーペットに玉が乗らなくても、左右の復活板に弾かれた玉がノーマルルートに向かうことがある。
最下段の回転体にVゾーンがある。
ノーマルルートから突入した場合は6分の1、スペシャルルートなら3分の1でV入賞=大当りとなるぞ。
前回大当り後に1Gで連チャンした場合は「キュイン!」の告知音が発生!
なおスペシャルルートは、中段の「SP」で玉が一旦貯留される。
2個以上貯留された場合は1個ずつ解除される仕組みだ。
本機の大当りは最大16R(実質15R)まで継続。
V入賞でラウンド継続となり、入賞なし(パンク)の場合はそのラウンドで大当りが終了する。
ラウンド継続率は約93%、完走率が36.2%となっている。
チャンスボタンを押して演出モードを選択できる。
クラシックモード(ボタン青色)は初代の音を踏襲し、玉の払い出し音も「チンジャラ」となっている。
マジカペモード(ボタン赤色)は役モノ入賞時に「ピュイ」となればカーペットに玉が乗る!?
またスタート入賞時に背景が回転し、昼<夕方<夜の順でカーペットに乗る期待度がアップするぞ。
さらにスペシャルルート突入確定時、ボタンを連打してみよう。
サイドランプの色が変わりV入賞期待度を示唆するぞ。
白<青<黄<緑<赤の順でチャンスとなる。
現在稼動している羽根モノの中では最新マシンとなる本機。『トキオデラックス』や『デビルマン倶楽部α』といった人気シリーズの流れを受け、安定した導入台数で供給されている。
全国津々浦々、わりと地域を選ばずに羽根モノを楽しめる環境にあるのは喜ばしかぎりだ。今後さらに『ビッグシューター』、『レレレにおまかせ』と登場するので羽根モノ市場がさらに拡大され、良い条件で打てることも多くなるはずだ。
といったそばからなんだが、3連休の最終日という厳しい状況での実戦を余儀なくされ、さらには候補となっている店がすべて3台導入で釘も似たり寄ったりという事態に。
リスクマネジメントの観点から貯玉がある1円パチンコ・B店で実戦することに決定した。
今日は国民の祝日「○の日」ということで、あの台にみんな流れるだろうとそこそこな並び人数にも余裕の表情。案の定、朝イチから羽根モノでまったり遊ぼうっていう人は皆無。まーここに1人いるんだが。
さて、早速実戦だが、本機はマジカペシリーズなれど、回転体やSPルートなど役モノの構造が一新されているので従来とは別のゲーム性となる。これは賛否両論あるだろうが、ゲーム性のほとんど変わらないリバイバル機が大勢を占める羽根モノの流行を考えると、これは喜ぶべきことだと思う。本当の意味で羽根モノの新台を遊べるのだから。
それともう1つ重要なことがある。それは自力継続を採用したことだ。ラウンド固定、あまつさえアタッカーで消化する羽根モノがメインストリームとなる中で、この判断は個人的には称賛に値する。
ただ、それが人気に直結するかといえば、問題はそう単純ではなく、最近パチンコを始めたビギナー層はもちろん、昔ながらの羽根モノを楽しんだオールドファンにおいても、もはや「パンク」を受け入れられないという声もチラホラ。
そんな毀誉褒貶羽根モノ『マジカペ』の1回目の大当たりはなんと1開放目の1発目がV入賞!!
データだけ見るとそうなんだけど、実は借りた玉がほとんどなくなりかけた時にようやく1チャッカーに入賞して、それがハネに拾われそのまま大当りという、あれだ、よく回る台ほど当たらないの逆バージョンオカルト。実戦データとは裏腹に不安感満載の出だしとなった。
役モノ確率は甘そうなので、拾いさえすればなんとかなる印象だが、鳴きも寄りも微妙だし、なにより出玉が増えない。
これは大当り中、V入賞で羽根が閉じる仕組みなので毎回フルカウントで出玉を得られず、しかもパンクがあるということで、1回ごとの大当り時の出玉にかなりバラつきが生じるためだ。また、羽根開放8回目で貯留が解除されるので、寄りが悪いと貯留玉が少ない状態での解除が相次ぎパンク率が高くなる。
つまり本機は寄りが最重要&最優先。なにはなくても寄り釘だけはしっかり綿密にチェックしよう。
実戦の方はといえば、結果的には見せ場の1つもなくこれ以上の継続は難しいと判断し終了。最小限の怪我に抑えられたので、そんなに悪い結果ではなかったかな?